とまり木「終活講座」第2回を開催

【生活支援コーディネーター(SC)通信】
令和7年8月28日(木)に、第2回目のとまり木終活講座を開催しました。
今回は、将来、加齢や疾病により誰かの支援が必要となった場合と、認知障害等で判断能力が低下してしまった場合に、どこに相談をしてよいか、またどんな手続きが必要となるかについて、講義とグループワークによる話し合を行いました。
第1回講座から引き続き多くの方が参加され、お互いの話を真剣に聞き入りながらも、ときどき笑顔が垣間見え、穏やかな雰囲気の中で講座が始まりました。
2部構成の前半部、講座講師には、町職員で高齢者向け総合相談を担当する包括支援センター佐藤氏を迎え、「家族も安心できるように」をテーマに、介護の現況、今後の介護の需要、介護申請の理由やサービス利用までの手順について、さらに、延命治療や終末医療について資料を基に丁寧に説明していただきました。
参加者からは、「在宅生活か、施設への入所にするのか。今まで考えるのを先送りにしていた内容を考えるための情報を得ることができた」と感想があったように、自身の最期について考えるキッカケとなる話し合いの場となりました。
後半部は、たかはし行政書士事務所の髙橋氏を講師に迎え、成年後見制度でもある任意・法定の両後見制度について解説をしていただきました。事例を含めた資料を用いて日本公証人連合会HPの動画も交えながら、制度の特徴やメリット、手続き方法や利用の適切な時期など、わかりやすく講義をしていただきました。
参加者からは、「認知症になると家族でも銀行手続きできないのか」、「家に帰ったら、家族でも任意後見人になれるのか」と質問が相次ぎ、皆さんそれぞれが真剣に考え、感心高く参加されている姿が印象的でした。
本講座は、全4回の予定で開催し、残り2回となっています。
次回第3回は9月25日(木) となります。多くの方々に終活に対しての理解を深めていただけるよう、様々な専門職や専門機関と連携して進めてまいります。次回からの参加も可能です。皆さん、ぜひご来場ください。
今後も、「とまり木」では皆さまの健康づくりをサポートできるイベントを定期的に開催していく予定です。地域の皆さまが気軽に参加でき、日々の生活に役立つ情報を得られる場づくりを目指してまいります。
イベント情報は、当社公式SNSやホームページにて随時発信していきます。
[問合せ先]
吉見町社会福祉協議会地域福祉係 生活支援コーディネーターまで
☎ 0493-54-5228



